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JTB調査、シンガポール人日本旅行者のオンライン情報源「Facebook」増加

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JTBは2019年5月15日、シンガポールからの訪日旅行に関する調査研究結果(旅マエ編)を発表した。出発前のオンライン情報収集源の上位は、①「Tripadvisor」②「google search」③「Japan Guide.com」――となったが、年々増加傾向にある「Facebook」が「Japan Guide.com」まで0.9ポイント差まで迫っていることを明らかにした。

調査は2017年12月にWEBアンケート調査により、2年以内に訪日経験がある20歳以上男女を対象に行った。

日本への旅行を申し込んだ際に決め手となった情報
旅行形態別に顕著に違いが表れており、個人旅行(FIT)では、①「観光地や都市の見所」(25.5%)②「宿泊施設」(13.2%) ③「料理・食べ物」「観光地や土地の交通機関(8.2%)――が上位となっている。

フリータイム型では、①「国内から日本への移動」(12.2%) ②「観光地や都市の見所」「桜や花、紅葉、雪などの見ごろ」(10.8%) ④「CIQ(税関・イミグレーション・免疫)や日本の空港」(9.5%)――が上位となっている。

団体・周遊型では、①「CIQや日本の空港」(16.7%)②「パッケージ旅行」(12.7%)③「観光地や都市の見所」「宿泊施設」(8.8%)――が上位となっている。

JTBは「『観光地や都市の見所』が必ずしも全ての旅行形態で訪日の決め手になるわけではない」と指摘している。

出発前の情報収集源(オンライン・オフライン)
オンラインでの情報収集で、全体で高い割合を占めたのは ①「Tripadvisor」(66.9%) ②「google search」(50.1%) ③「Japan Guide.com」(45.0 %) ④「Facebook」(44.1%) ⑤「Lonely Planet」(30.5%) ⑥「Instagram」(28.2%)――など。「Tripadvisor」は比較的高めの年代、「google search」は若い層の支持を集めていて、「Facebook」は年々増加傾向にある。

オフラインでは、①「Lonely Planet」(41.2%)②英字紙「The Straits Times」(25.5%)③「Asian Geographic」(24.5%)――の順。「Lonely Planet」は特に30~40代の女性の支持が厚くなっている。

出発前の宿泊予約
トップ3をオンライン・トラベル・エージェント(OTA)が独占し、①「Agoda」(40.8%) ②「Booking.com」(29.8%) ③「Expedia」(28.9%)――の順になっている。JTBは「3社とも年々伸びており注目に値する」と指摘している。また、「男女ともに20~30代の若い層のみに着目すると、3位のExpediaは2位のBooking.com以上、もしくは同じくらい人気のようだ」としている。

旅行前のオプショナルツアー予約(旅行会社/サイト)
全体、性別・年代・旅行形態を問わず「旅行会社」が人気で、「パソコン・タブレット」による予約が中心だが、団体・周遊型では男女どちらも「電話・メール」での予約傾向の強さを示す結果となっている。

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