気候変動(低・脱炭素)

ENEOS、GSとシンガポールGIC間接保有の再エネ企業JREの全株式取得を決定

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ENEOSは2021年10月11日、ゴールドマン・サックス(GS)のアセット・マネジメント部門が運用するインフラファンドとシンガポール政府投資公社の関連会社(GIC)が間接保有するジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)の全株式取得を決定し、契約を締結した。取得価格は約2,000億円。2022年1月下旬頃の株式譲渡実行を予定し、JREはENEOSの子会社となる。ENEOSホールディングスが同日発表した。

JREは2012年8月、GSにより設立された。電源開発から発電所の運転・メンテナンスまでを一貫して行う日本国内有数の再生可能エネルギー事業者で、日本国内および台湾に太陽光、陸上風力およびバイオマスの再生可能エネルギー電源を保有している。発表によると、運転中の再生可能エネルギー発電容量は約37.9万kW(2021年9月時点)、建設中を含めると約70.8万kW(同時点)に達している。洋上風力発電についても風況観測や建設計画策定など事業化検討に取り組んでいるという。

ENEOSのJRE全株式取得後の国内外で運転中・建設中の再生可能エネルギーの総発電容量は、 約122万kW(同時点)となる。「今後、これまで培ってきたエネルギー事業者としての知見と、JREの事業開発能力を結集して、日本を代表する再生可能エネルギー事業者を目指す」としている。

2022年3月期連結業績への影響は軽微。

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