シンガポール日本商工会議所(JCCI)は2021年10月7日、電話詐欺、メール詐欺などが多く発生しているとして注意喚起を行った。
日本本社の代表者を名乗る電話詐欺の事例も出ていて、▽日本本社の代表者を名乗り、シンガポールオフィスに日本語で架電し、決裁者の名前や電話番号を聞かれる ▽「秘密裏にM&A交渉を進めており、内密に進めてほしい」と依頼される ▽「M&Aを進めるにあたり、早急に資金を振り込んでほしい」と依頼される――などの手口という。
JCCI事務局は「在宅勤務をしている人も多い中で、普段は疑う内容も、つい鵜呑みにしてしまうことがある。シンガポール国内外の事務所でも同様の事案が発生する恐れがあるので、注意してほしい」 と呼び掛けている。