HSBC銀行は2019年5月2日、不動産投資に対する意識調査レポート「Beyond the Bricks 2019」を発表し、シンガポール人は週平均3.29時間を不動産関連のウィンドウショッピング、雑誌やオンラインリスティングの閲覧に費やしていると明らかにした。これは、子供の就寝前の読み聞かせや両親との会話の3倍以上の時間だという。就寝前の子供たちへの読み聞かせは週平均1.03時間、両親との会話は週平均0.94時間だった。
しかし、熱心に物件を探してはいるものの、実際の購入にあたっては衝動買いする傾向がみられ、純粋に第一印象で決める人の比率は36%で世界平均39%とほぼ変わらず、1週間に7時間以上物件の閲覧や調査に費やす「極端な物件中毒者」に限れば第一印象で即決する比率は51%に上るという。
その他の特徴としては、住宅購入の際に「隣人」を気にする人の割合が55%で世界平均47%より顕著に高く、迷信を意識する人の割合は風水が33%、部屋番号などは16%だという。