東京海上ホールディングスは2021年8月16日、シンガポールのグループ会社Tokio Marine Insurance Singapore Ltd.(TMiS社)がランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたことが判明したと発表した。
TMiS社は、被害を把握した後、直ちにネットワークの遮断措置等を講じて被害拡大を防止するとともに、現地行政機関・捜査当局に対して必要な報告および届出を行ったという。
東京海上ホールディングスは、「被害内容の特定に努めている。現時点で顧客情報やグループの機密情報等の流出は確認されていない。情報流出の有無および範囲の特定には専門的な分析が必要なことから、引き続き、外部の専門機関を起用して調査を進める」としている。
なお、今回の攻撃はTMiS社に限定されていて、グループ他社に被害・影響はないという。