データセンター事業のエクイニクス（本部・米国）は2020年３月31日、シンガポール国内４拠点目となるInternational Business Exchange（IBX）データセンター「SG４」開設を発表した。初期投資額は7,400万米ドル。シンガポールの５つのデータセンター集合設置地域の１つタイセン工業地域（Tai Seng Industrial Estate）に置き、第１フェーズで4,220平方メートル（４万5,400平方フィート）を上回るコロケーションスペースと1,400ラックを提供する。最終フェーズでは総面積１万2,280平方メートル（13万2,180平方フィート）、4,000ラック以上を提供する予定。
シンガポール国内の既存の３つのIBXデータセンターと結び、金融サービス、クラウドサービス、バイオメディカルサイエンス、IT、通信、メディア、エンジニアリングなど695社以上の企業とセキュアに相互接続できるという。
シンガポールでは、急速なデジタル化とクラウドサービスの需要増加が進んでいるといい、同社調査によるとインターコネクション帯域（企業間の直接およびプライベートデータ交換の指標）は年間平均成長率47%で拡大しており、2022年に２倍になると予想している。