KDDIのシンガポール現地法人KDDI Asia Pacific Pte LtdとACALL(神戸市中央区)のシンガポール現地法人ACALL ASIA PTE.LTD.は2023年2月14日、事業提携契約を締結した。
発表によると、ACALLが提供するワークスタイルプラットフォーム「WorkstyleOS(ワークスタイルオーエス)」は、オフィス・自宅・コワーキングスペース・出張先など仕事環境を自分で選ぶワークスタイルを実現するために必要な機能(座席予約、自動受付、入退館管理、会議室予約、リモートチェックインなど)を備え、アプリケーションや外部サービス、IoTをつなぐことができる。
WorkstyleOSの主機能
①受付システム:無人で受付が可能なシステム(総務の負担を減らすことができる)
②会議室管理システム:会議室をシステムを通じて予約することができる
③座席管理システム:「誰が・どこに」いるのかわかる
④リモートチェックイン:オフィス以外の場所でも、誰がどこにいるかわかり、「集中モード」「休憩」「仕事モード」などを選択することで状態もわかる。
両社が提供するソリューションを連携させることで、東南アジア・中東地域における企業の「時間」と「場所」に捉われない新たな働き方を実現するとしている。
ACALLの担当者はシンガポール新聞の取材に対し、▽どの座席がよく使われているかログを確認することでオフィスレイアウトの最適化・オフィス面積の最適化を図ることができる ▽マネジメント層だけではなく、社員同士も『誰が・どこに』いるか可視化することでコミュニケーションのきっかけとなることを目的としている。特に、リモートワークやハイブリッドワークに伴うコミュニケーション低下の課題を解決したいという意図がある。監視社会をつくらないことに注視した設計にしている――と補足した。
現在(2023年2月14日時点)、WorkstyleOS導入企業数は、シンガポール2社、インドネシア1社という。
◇ACALL ASIA PTE.LTD.
【事業概要】WorkstyleOSの開発および提供
【 設立 】2021年8月30日
【 所在地 】20 Anson Road, #11-01 Twenty Anson,Singapore
【 代表者 】代表取締役社長:長沼 斉寿
【 株主 】ACALL 持分100%