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シンガポールAscott Residence Trust、札幌の賃貸住宅3物件を67億円で取得

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シンガポールの投資企業Ascott Residence Trust(ART)は、札幌市中心部の賃貸住宅3物件を利害関連のない第三者から総額67億8千万円(8,520万シンガポールドル)で取得することに合意した。取引は2021年6月末までに完了する予定で、取得資金は借入金及び直近の売却による売却代金の残金の一部を原資とする。平均EBITDA利回りは約4%という。2021年6月24日発表した。

3物件は「シティコート北1条」(2007年竣工、126戸、札幌駅徒歩5分)、「ビッグパレス南5条」(2008年竣工、158戸、すすきの駅徒歩7分)、「アルファスクエア北15条」(2020年竣工、127戸、北13条東駅徒歩5分)でビジネス中心街に近い。

Ascott Residence Trust Management Limited及びAscott Business Trust Management Pte.Ltd.のボブ・タン会長は、「ARTの積極的なポートフォリオ再構成の一環として、約2%という低利回り資産売却から得た利益を、より高利回りで需要の安定している日本の賃貸住宅物件に約4%の利回りで再投資する。これにより株主への価値を生み出すことができる。ARTによるこれらの賃貸住宅物件の買収により、コロナ禍で逆風に直面しているホスピタリティ資産からの多角化を図り、収入の安定性を高める」とコメントした。

3物件の管理会社は、札幌市にあるもう1物件「ビッグパレス北14条」と同じビッグサービス(札幌市中央区)となる予定。

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