三井住友銀行は、シンガポールに本社を置きアジア・大洋州地域を中心に不動産アセットマネジメント事業を展開するARA Asset Management Limitedの普通株式総額4億米ドル相当を第三者割当増資の引受により取得した。2021年5月17日発表した。
ARA社は2002年の設立。以来、シンガポール・香港・中国本土を中心にアジア・大洋州広域で業容拡大し、現在アジア・大洋州、欧州、北米28カ国で事業展開しているという。オフィス、リテールに加え、今後成長が見込まれるロジスティクス、データセンターに関しても強みがあるという。
SMBCグループは、「ARA 社への出資を通じ、低金利環境下における株式・債券からのオルタナティブ資産への資金シフトも背景に、今後更なる拡大が期待されるアジアの不動産・インフラ市場の成長を取り込み、アセットマネジメント事業の更なる強化を図る」としている。
◇ARA Asset Management Linited
【 拠点 】バミューダ(本籍)、シンガポール(本社)
【 設立 】2002年
【事業内容】不動産アセットマネジメント業務等をシンガポール・香港・中国本土を中心にアジア・大洋州広域で展開
【運用資産残高】約880億米ドル(2020年12月末時点)※グループ合算ベース