共栄タンカーは2021年2月5日発表した2021年3月期第3四半期決算の中で、2020年6月と9月にばら積み船を、同年10月に石油製品船をそれぞれパナマ子会社からシンガポール現地法人に移管したことを明らかにした。「海外での顧客獲得のため」という。
船籍国をパナマからシンガポールに変更した3隻は、ばら積み船が“NORD SATURN”と“KT BIRIDE”、石油製品船が“CHALLENGE PROCYON”で、いずれも定期用船契約に基づき運航している。
同社担当者は「予定していた時期にコロナウィルスが広がったため遅れた。3隻とも入渠時期に合わせて移管した。船舶管理会社に変更はない」と説明した。