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川重、日系シンガポール船主Kumiai Navigation社向けLPG焚きエンジン完成

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川崎重工業は、坂出工場で建造中の日系シンガポール船主Kumiai Navigation(Pte)Ltd向け大型LPG運搬船に搭載するLPG焚き二元燃料舶用エンジン「川崎‐MAN B&W 7S60ME‐C10.5‐LGIP」を完成させた。2020年11月に坂出工場に引き渡した。MAN B&W S60型LPG焚きエンジンの新規生産は世界初という。2020年12月15日発表した。

川崎重工業は2019年3月、Kumiai Navigation社より同エンジンを搭載するLPG燃料LPG運搬船の1番船を受注している。

同エンジンは、LPGと重油の両方に対応する二元燃料エンジンで、LPG(液化石油ガス=プロパン・ブタンまたはその混合ガスを液化したもの)燃料使用時には、従来型の重油焚きサイクルディーゼルエンジンと比べて、硫黄酸化物(SOx)排出量を90%以上削減し、二酸化炭素(CO₂)や窒素酸化物(NOx)排出量も大きく抑えることができるという。

「川崎‐MAN B&W 7S60ME‐C10.5‐LGIP」の概要は下記の通り。

【  出力  】12,850 kW
【 回転数 】84 r/min
【シリンダ径】60 ㎝
【シリンダ数】7

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