豪・天然ガス事業のサントスは、三菱商事のシンガポールの完全子会社Diamond Gas International Pte Ltd(DGI)と、豪州沖バロッサ・プロジェクトからの長期LNG供給・購入契約(SPA)を締結した。2020年12月7日発表した。
DGIは、バロッサ・プロジェクトのサントス持分LNG年間150万トンを10年間、プラッツジャパンコリアマーカー(JKM)に基づく価格で購入する。
サントスには、DGIと交渉した柔軟な方法を通じてさらなるLNG取引を追求するオプションが付いているという。
サントスのマネージング・ディレクター兼最高経営責任者のケビン・ギャラガー氏は、「DGIとの合意は、2021年上半期を目標とするバロッサへの最終的な投資決定に向けた重要なステップだ」とコメントした。
三菱商事の西澤淳常務執行役員(天然ガスグループCEO)は「今回の合意は両社にとって重要なマイルストーンだ。今後はLNG分野だけでなく、ESGを含む様々なビジネスチャンスにつながる関係を築くことができるだろう」とコメントした。
長期SPAに加えて、サントスと三菱商事は、バロッサ・プロジェクトからのカーボンニュートラルLNGの機会を共同で調査する覚書に署名した。