日本郵船と三菱商事が共同保有する新造液化天然ガス(LNG)運搬船Diamond Gas Metropolis(ダイヤモンド・ガス・メトロポリス)が韓国・現代三湖重工業で2020年11月3日竣工した。日本郵船が4日発表した。
両社は2018年、バハマにLNG船の保有とLNG輸送を目的とする出資比率50%ずつの合弁会社Diamond LNG Shipping 4 Ltd.を設立。同合弁会社が三菱商事のシンガポールの完全子会社Diamond Gas International Pte.Ltd.と約18年間の長期定期用船契約を締結しており、日本郵船グループの船舶管理のもと、日本郵船と三菱商事が共同参画するキャメロンLNGプロジェクト(米国ルイジアナ州)のLNG輸送などに従事する。
同船には燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」や、余剰ボイルオフガスを再度液化してカーゴタンクに戻すことが可能な再液化装置を搭載している。
同船概要は下記の通り。
【 全長 】297.00m
【 全幅 】46.40m
【総トン数】11万7,564トン
【主機関】X-DF
【積載容量】17万4,000m3
【造船所】現代三湖重工業(韓国)
【 船籍 】バハマ