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投資事業のストライダーズ、東南ア最大規模eスポーツ企業運営会社に出資

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投資事業のストライダーズ(東京都港区)は、シンガポール子会社Striders Global Investment Pte.Ltd.を通じて、シンガポールに本社を置く東南アジア最大規模eスポーツ企業運営会社Attention Holdings Pte.Ltd. (ATTN社)に投資した。業務提携するインドジェン・キャピタル(ジャカルタ)の仲介によるもので、COVID-19パンデミックによりニューノーマルとしてデジタル社会が定着し、オンラインゲームを使ったeスポーツも今後発展すると判断した。2020年10月16日発表した。

発表によると、ATTN社は東南アジア最大のeスポーツチーム「EVOS」のオーナーで、シンガポール、インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシアなどで事業展開している。

現在「EVOS」は、5カ国14チームにまたがり62人の eスポーツアスリートを擁し、YouTube、Instagram、FacebookのSNSフォロワー数は500 万人を超えていて、世界で6番目、東南アジア地域では最も影響力のあるeスポーツブランドに成長している。

今年に入り、東南アジア最大のECプラットフォームを運営するLazada(インドネシア)やクレジットカード最大手VISAとパートナーシップ契約も締結した。

また、ATTN社のタレント管理プラットフォーム「WHIM」では、100人以上の専属タレントと300人以上の非専属タレントを管理し、月間3億5,000万PV以上を生み出し、TikTokとマルチチャンネル契約を締結している。

ATTN社は、ゲームアプリを通して東南アジアのeスポーツエコシステム全体をつなぐプラットフォームを開発中で、次世代の「スーパーアプリ」になることを期待する。

ストライダーズの早川良太郎社長は「今回の投資をきっかけに、インドジェン・キャピタルとATTN社とタッグを組み、日本への進出を目指す。5Gの導入や新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大に伴い、日本のeスポーツ産業も急速に発展することが予想される。ATTN社は、東南アジアでの成功を日本でも再現したいと考えている。今回の投資は、当社が今後インドネシアで行うVC投資の嚆矢となるだろう」とコメントした。

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