日本経済新聞社は2019年4月26日、東南アジア各国でベンチャーキャピタル(VC)やプライベートエクイティ(PE)ファンドが手掛ける投資案件や、資金調達をテコに成長するスタートアップの動きを専門的に追うシンガポールの新興メディアDeal Street Asia(ディール・ストリート・アジア)社の株式の過半を取得することで、既存株主と合意したと発表した。
英文媒体Nikkei Asian Reviewなどと連携させることで、アジアのスタートアップに関するグローバル報道を充実し、また、日経の英文データサービス「scout Asia(スカウトアジア)」を通じて、成長著しいアジアでのビジネス機会を探す世界のビジネスパーソンに独自情報を提供するという。
日経は、中国などアジアにおけるテクノロジー企業報道の強化を打ち出しており、今後もM&Aや提携を通じた外部リソースの取り込みを進めるとしている。