三井不動産は、タイのMITSUI FUDOSAN ASIA DEVELOPMENT(THAILAND)CO,.Ltd.を通じて、分譲マンション事業の共同事業者であるデベロッパーAnanda Development Public Company Limited(アナンダ社)とともに、新たにサービスアパートメント(SA)事業に進出した。バンコクおよびパタヤの計5物件(計1,809室予定)に参画する。運営は、シンガポールのThe Ascott Limited(アスコット社)に委託する。アナンダ社との事業シェアは非公表。2020年7月31日発表した。
タイでは、これまでアナンダ社とともにバンコク市内で分譲マンション事業(29物件・2.4万戸超)を共同推進してきたが、SA事業は初めてという。7月31日開業した「Lyf Sukhumvit8 Bangkok」を含め2021年冬までに5棟を開業する。「タイにおける更なる事業機会獲得を目指す」としている。
アスコット社は1984年設立。世界30カ国180都市で、700物件超・11.7万室超のSAを運営している。このうちタイでは12物件・2千室超を運営している。『Ascott(アスコット)』『Somerset(サマセット)』『Citadines(シタディーン)』ブランドに、新たにミレニアル世代をターゲットにしたホテル型SAの『Lyf(ライフ)』を加え、タイ事業を拡大しているという。
三井不動産はマレーシアでもSA事業を推進している。アスコット社に運営委託するのは初めてという。