シンガポール警察部(SPF)は2020年7月22日、中国籍の44歳の男が汚職防止法などに係る犯罪で2カ月2週間の懲役を言い渡されたと発表した。
男は2020年1月27日、ボイドデッキで喫煙していたところ、国立環境局(NEA)職員2人に発見された。
2人が喫煙違反を通告するため、男に接近すると、男は逃げようとし、2人が引き止め、事情を聴こうとしたが、男は自身の詳細を明かすことを拒んだという。そこで、警察官を呼ぶとともに、男に警察官が到着するまで待つよう求めたところ、男は逃げようとしたため、職員の一人が男の手首を掴んだが、肩を押され打撲傷を負ったという。
続いて男は、違反のもみ消しを企図して12シンガポールドル(約千円)を取り出し、NEA職員2人に渡そうとしたが、2人は拒否したという。
その後、アンモキオ警察署の警察官が男の身元を明らかにし、7月9日起訴していた。