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電通ISI・デンソー・奈良交通、シンガポールから奈良まで観光型MaaS実証実験

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電通国際情報サービス(ISID)、デンソー、奈良交通、MaaS(Mobility-as-a-Service)ソリューションプロバイダーActiveScaler, Inc.(本社・米国カリフォルニア州)らは2019年9月20日、訪日外国人を主な対象として、旅の出発地(シンガポール)から目的地(奈良)まで、飛行機、リムジンバス、奈良市内周遊バス、タクシーなどの交通網をスマートフォンで検索・予約・決済できる観光型MaaS「くるり奈良」の実証実験を10月1日(火)〜12月末まで実施すると発表した。

実証実験では、インバウンド観光に焦点を当て、一次交通(飛行機)と二次交通(リムジンバス、奈良市内周遊バスなど)をシームレスに統合した観光型MaaSにより、旅の利便性向上を図る。また、出発前や旅行中の観光客にAIを活用して奈良の魅力を伝える画像を配信し、周遊や滞在時間拡大を促す仕組みを構築する。

具体的には、奈良各所のSNS映え画像をAIが自動配信するWebアプリ「くるり奈良Web」と、気に入った場所への交通手段の検索、チケット予約・決済、目的地ナビゲーションなどの機能を提供するスマートフォン向けアプリ「IMRIDE(アイエムライド)」を用いて、シンガポールから奈良への誘客・移動・周遊をシームレスに連携させる。

ユーザー体験の流れ(イメージ) 提供・デンソー

実証実験の概要は下記の通り。

【 実施期間 】2019年10月1日〜2019年12月末(予定)
【 実施エリア 】出発地・シンガポール全域/経由地・関西国際空港、バスタ新宿/目的地・奈良市内周遊パス利用可能エリア
【検証ポイント】アプリの提供を通じて、(観光客が東エリアに比べ少ない)奈良市西エリアへの行動変容が起きるか、滞在時間が増えるかを検証
【アプリ対応言語】英語、中国語(簡体字・繁体字)、日本語

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