全日本剣道連盟は2025年12月15日、アジア・オセアニア地域の剣道普及と国際的な基盤強化を目的に12月1日付で「アジア・オセアニア剣道連盟(Asia Oceania Kendo Federation、AOKF)」が設立されたと発表した。
これまで国際剣道連盟(FIK)傘下の大陸連盟としては、55年以上の歴史を持つヨーロッパ剣道連盟(EKF)と、20年以上の歴史を持つラテンアメリカ剣道連盟(CLAK)があったが、アジア・オセアニア地域を統括する連盟はなかった。
AOKFには、11月28日に香港で開催された設立協議を経て、21カ国・地域が加盟した。
【発足時加盟国・地域(計21)】
東アジア:日本、韓国、中国、チャイニーズタイペイ、香港・中国、モンゴル、マカオ・中国
東南アジア:フィリピン、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ブルネイ
オセアニア:オーストラリア、ニュージーランド
中央アジア:カザフスタン(※)、ウズベキスタン
(※カザフスタンは欧州連盟脱退等の手続き完了後に正式加盟)
AOKFの初代会長には、蒔田実氏(全日本剣道連盟副会長)が就任した。AOKFは2026年5月に東京武道館(東京都足立区)で『第1回アジア・オセアニア剣道選手権大会』を開催する予定。