JERAとPT PLN Energi Primer Indonesia(PLN EPI社)は、インドネシアにおけるLNGバリューチェーン構築等に向けた共同調査の初回調査結果を取りまとめた。2025年10月27日発表した。
両社は、2024年2月に締結したLNGバリューチェーン構築等に関する協業を定めた覚書の進展として、2025年6月17日に共同開発調査契約を締結し、インドネシアのエネルギー安全保障とエネルギー転換を両立するLNGサプライチェーンの構築に向けた調査を進めている。
インドネシアは、旺盛な経済成長に伴う電力需要の増加が見込まれる一方で、国内のガス資源の減少や脱炭素化などの課題に直面している。初回調査ではLNGの調達・供給・最適化のプロセスを強化していくことが重要となることを確認したという。

共同検討会議の様子 PLN EPI社のRakhmad Dewanto CEO(左から7番目)とJERA Asia社の甲斐泉CEO(右から6番目)
JERAとPLN EPI社は、初回調査結果を踏まえ、10月20日に開催された共同検討会議において、信頼性・安全性が高い将来のエネルギー確保の実現に向けて、引き続き共同調査を進めていくことを改めて確認した。インドネシアにおける供給ネットワークの強化や、エネルギー供給効率の向上、さらにはインフラの共有などを検討し、エネルギー安全保障の強化と資源利用の最適化に向けた新たなビジネス機会を追求していく。