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国際協力銀行、FPGのONE社向けコンテナ船リース事業に融資

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国際協力銀行(JBIC)は2025年7月31日、FPG(本社:東京都千代田区)が出資する特別目的会社SHIP第1009号等(SPC)との間で、融資総額1億98百万米ドル(JBIC分)を限度とする計4件の貸付契約を締結した。BNPパリバ銀行東京支店(幹事行)、香港上海銀行東京支店およびシティバンク、エヌ・エイ東京支店との協調融資で、協調融資総額は3億96百万米ドル。民間金融機関の融資部分には日本貿易保険(NEXI)の保険が付く。

発表によると、同融資は、日本シップヤード(NSY)および今治造船が建造する13,700TEU型のコンテナ船4隻をSPCが購入する資金に充てられ、同コンテナ船4隻は日本郵船、商船三井および川崎汽船が共同出資するコンテナ船事業会社Ocean Network Express Pte.Ltd.(ONE社)に傭船される予定。

同融資は、購入選択権付き日本型オペレーティングリース(JOLCO)を活用したJBIC初の船舶関連融資という。

JBICは、同融資について「NSYおよび今治造船の、将来的な次世代燃料(メタノール、アンモニア)への転換およびCO2回収装置の装備に関するコンセプト設計が行われた大型コンテナ船の受注を支援するとともに、日本企業が出資するONE社による次世代燃料船の導入および新造船調達による船隊規模の拡大を支援するもの」としている。

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