商船三井のシンガポール準本社であるMOL（Asia Oceania）Pte.Ltd.は、シンガポールで2025年９月より２カ月半に渡り開催される海事アクセラレータプログラムSmart Port Challenge 2025（運営：PIER71）に『Innovation Partner（イノベーションパートナー）』として初めて参画することを決めた。今年で５回目の参加となるMOL PLUS（本社：東京都港区）とともに海運業界が直面するさまざまな課題の解決を目指す。2025年６月19日発表した。
Smart Port Challengeは、シンガポール政府が推進する海事イノベーションプログラム「PIER71（Port Innovation Ecosystem Reimagined at BLOCK71）」の中核的プロジェクトで、シンガポール海事港湾庁（MPA）およびシンガポール国立大学の起業支援機関であるNUS Enterpriseにより共同運営されている。世界中のスタートアップに対し、物流効率化、脱炭素化、港湾のデジタル化などのテーマでソリューション提案の機会を提供している。2025年のプログラムでは、複数の企業・機関がイノベーション/インベストメントパートナーとして参画し、スタートアップの事業開発、PoC支援、資金支援を行う。
MOL（Asia Oceania）社は、MPAからの招待を受け、参加スタートアップ企業への定期的なメンタリング、事業化支援、および実証実験（PoC）の機会提供を行う。海運業界の課題に対して、アジア・オセアニア地域におけるネットワークを活かし、現場と連動した形でのイノベーション創出をスタートアップ企業と共に推進する。
MOL PLUSは、MOL（Asia Oceania）社と連携し、『Investment Partner (インベストメントパートナー)』としてスタートアップへの出資と事業化支援を行う。