エスリード(本社:大阪市)のグループ会社のイー・エル建設(本社:大阪市)は2025年3月31日、建設を担当した2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のシンガポールパビリオン「The Dream Sphere」の引き渡しを完了した。4月8日発表した。
「The Dream Sphere」はシンガポール政府観光局が出展する公式パビリオンで、「Where Dreams Take Shape(夢が形になる場所)」というコンセプトのもと、持続可能性や革新性をテーマに、シンガポールの都市づくりや技術、文化を体感できる空間として設計されている。
建物の象徴である赤い球体構造は高さ約17m。約17,000枚のリサイクルアルミニウム製ディスクで覆われており、環境への配慮も随所に施されている。

シンガポールパビリオン「The Dream Sphere」
イー・エル建設は「シンボルである赤い球体デザインを具現化するため、プラネタリウムなど球体鉄骨構造に強みを持つパートナー企業と協力した。開幕日に合わせた確実な完成が求められる中、日々の進捗を細かく可視化し、課題の早期発見と即対応を徹底した」という。
◇シンガポールパビリオン「The Dream Sphere」
【敷地面積】1,003.96㎡
【建築面積】681.23㎡
【延床面積】1,846.92㎡
【 構造 】鉄骨造(球体部分は球体鉄骨構造)