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博報堂DYメディアパートナーズ・SC Ventures、日本IPの海外ビジネスで覚書

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博報堂DYメディアパートナーズと世界的な総合金融グループStandard Chartered Bank(本社:英国)のベンチャー投資/インキュベーションユニットであるSC Ventures(本社:シンガポール)は、日本IPの海外ビジネス拡大と加速を促す事業検討を推進する戦略的パートナーシップに関する覚書(MoU)を締結した。2025年3月5日発表した。

同戦略パートナーシップは(1)日本IPの海外ビジネス拡大と加速を促す事業検討(2)トークン/フィンテック技術の活用検討――を内容とする。

近年、アニメやマンガなどの日本IPにおけるグローバル市場が伸長しており、特にインドネシア・シンガポール・タイをはじめとしたアジアや中東の市場活性化の余地が大きいとみられている。博報堂DYメディアパートナーズと、高純資産者向けのオルタナティブ投資機会を提供するSC Venturesの「プロジェクト・エングラム」がコラボレーションし、新たな収益化の道を切り開く事業を検討する。エングラムチームは、ライツホルダーと金融ライセンスを持つファンドマネージャーを繋げ、機関投資家や認定投資家向けのユニークな投資機会を検討する。

また、プロジェクト・エングラムの技術を活用し、トークン化されたIP資産を共同で開発・推進することも検討する。プロジェクト・エングラムの技術を統合することで、クリエイターが自らのコンテンツをトークン化し、金融ライセンスを持つファンドマネージャーを通じて、世界中の投資家に提供する可能性を探ることを目指していく。このアプローチは、クリエイターに即時の資金調達の機会を提供するとともに、投資家に多様かつポテンシャルの高い文化資産へのアクセスを提供する可能性を秘めているとしている。

博報堂DYメディアパートナーズとSC Venturesは、これまでそれぞれコンテンツを投資可能な資産クラスに変える方法を模索/検討してきた。両社は、今回のパートナーシップを通じて、取り組みを加速させ、コンテンツと金融を融合させる新たな可能性を実現していくことを目指す。

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