半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス（本社・ジュネーブ、ST）は、BKH Solar Sdn Bhd社と21年間の電力購入契約（PPA）を締結した。2024年12月13日発表した。
発表によると、BKH Solar社は、ENGIE Renewable SEA Pte Ltd社とマレーシアの太陽光エネルギー開発企業Conextone Energy Sdn Bhd社により共同設立された事業体で、今回の契約ではBukit Kayu Hitam（マレーシア・クダー州）の太陽光発電所から年間約50GWhの再生可能エネルギーが供給される。なお、同長期契約は、Malaysian Single Buyerによって2023年に導入されたCorporate Green Power Programに基づいている。
STのGeoff Westエグゼクティブ･バイス･プレジデント兼最高購買責任者（CPO）は、「今回の契約は、STにとってアジア初となるマレーシアでの長期電力購入契約であり、2027年までのカーボン･ニュートラル（スコープ１・２および３の一部）達成および再生可能エネルギー使用率100％という目標に向けた非常に重要なステップだ。2025年より始まるENGIE Renewable SEA社とのPPAにより、Muar（マレーシア・ジョホール州）の大規模なテスト・組立て工場へ多くの再生可能エネルギーが供給される」とコメントした。
STのMuarの大規模なテスト･組立て工場には4,700人超の従業員が所属し、車載用システムなどに向けたさまざまな技術および製品を取り扱っているという。