ダイビル(本社:大阪市北区)は、インド・チェンナイ市のNew ITコリドーと呼ばれるエリアに位置するビジネスパーク「International Tech Park Chennai, Radial Road」に参画することを決めた。大手総合不動産デベロッパーCapitaLandグループの中核企業であるCapitaLand Investment Limited(本社:シンガポール、CLI)がシンガポールに設立したファンドCapitaLand India Growth Fund 2を通じて同プロジェクトの25%持分を取得する。2024年11月5日発表した。
発表によると、CLIグループは1994年にインド・ベンガルール市にて地元政府と協力し、インド初の国際基準のビジネスパークInternational Tech Park Bangalore(ITPB)をスタートさせて以来、インドで30年の実績がある。
同プロジェクトは、約13エーカーの土地に、Aグレード・オフィス2棟(総貸床面積:約2.5百万平方フィート)を建設する計画で、1期は既に開業し、2期も2024年末のビル竣工に向けて工事が進んでいる。総事業費は約200億ルピー(約360億円)。
同プロジェクトには三菱地所も参画する。ダイビル、三菱地所、CLIの3社は、同ファンドを通じて今後もインド・ビジネスパーク等への投資を拡大する方針を確認しているという。
なお、ダイビルの100%株主である商船三井もシンガポール現地法人MOL(Asia Oceania)Pte.Ltd.を通じて、CLIが設立した東南アジア域内での物流倉庫等への投資を目的としたファンドへの参画を決めており、商船三井グループとCLIは今後も多岐にわたる協業関係を深めていくことを確認しているという。
◇International Tech Park Chennai, Radial Road
【 所在地 】Radial Road, Chennai, Tamil Nadu, India
【共同事業者】CLI、三菱地所
【 用途 】オフィス、商業、駐車場等
【 敷地面積 】13エーカー/約5.25ha
【 延床面積 】299,000平方メートル
【 階数 】地上11階・地下3階
【 竣工 】2023年8月(1期)、2024年12月予定(2期)
【設計・施工】設計:Morphogenesis、施工:L&W Construction India