商船三井の東南アジア・大洋州地域統括会社MOL(Asia Oceania)Pte. Ltd.(本社:シンガポール)は、アジア屈指の大手総合不動産デベロッパーCapitaLandグループの中核企業であるCapitaLand Investment Limited(本社:シンガポール、CLI)が主導するファンドを通じて、東南アジア域においてマルチテナント型高度自動化倉庫を中心に複数の物流設備を所有して荷主・フォワーダーなどに賃貸する「ロジ・インフラ」を開発・投資する共同事業へ参画した。2024年11月5日発表した。
発表によると、同共同事業はCLIおよび共同参画するタイの大手不動産デベロッパーPruksa Holding Public Company Limited、台湾の物流倉庫デベロッパーAlly Logistic Property Co., Ltd. (ALP)とともに、タイ・シンガポール・マレーシア・ベトナムを対象地域として、ALPが開発するマルチテナント型高度自動化倉庫モデル“OMEGA”を中心とした高付加価値物流倉庫などの「ロジ・インフラ」の開発と投資を行うもので、既にタイで1号案件となるOMEGA 1 Bang Na, Thailand倉庫(OMEGA 1 Bang Na)を建設中という。
商船三井とCLIをはじめとする出資パートナーは今後、OMEGA 1 Bang Naに続く形で、各対象地域のマーケット需要に合致する「ロジ・インフラ」投資を拡大していくとしている。