東洋製罐グループホールディングスは、持続可能な海藻養殖と海藻機能性原料の開発に注力するシンガポールのスタートアップ企業Seadling Pte.Ltd.に出資した。2024年7月22日発表した。
Seadling社は2018年設立。発表によると、東南アジアの海藻が持つポテンシャルを引き出すために、独自の孵化技術や発酵プロセスの開発、また地元コミュニティとの密接な協力を通じて、ペットフードや農業資材の一種であるバイオスティミュラントなどに活用可能な機能性海藻原料を開発している。シードラウンドで総計200万ドルの資金調達を実施し、製造および養殖能力の拡張、主要人材の採用、製品開発の促進および地域社会への影響を拡大するコミュニティインパクトプログラムの充実を進めているという。
東洋製罐グループホールディングスは総合包装容器メーカーとして、容器を通じて暮らしやサプライチェーンを支えてきた。「今回の出資によって、Seadling社をはじめとする他の共創パートナーと共に、海藻サプライチェーンの構築とその用途拡大へ貢献していく」としている。