シンガポール航空グループの格安航空会社(LCC)スクートは2024年5月7日、シンガポール・チャンギ国際空港で同社初のエンブラエルE190-E2型機の運航を開始し、就航イベントを実施した。就航イベントには、Minister for Transport and Second Minister for FinanceのChee Hong Tat氏が名誉ゲストとして出席した。
E190-E2は単一クラス構成で座席配列が2-2の全112席、標準シートピッチが29インチ(73.6cm)、また、既存の機体より大きな客室窓がある。E190-E2は、現在、単通路機で最も静かで燃費効率の良い機材という。
スクートCEOのLeslie Thng氏は「E190-E2は、スクートの新機材の導入にあたり、現在の運用能力と燃費効率を考慮した上で当然な選択だった。この新機材の導入により、地域内でのスクートの存在感をさらに強化し、地方都市部への接続性を向上させ、お客様により快適な旅行体験を提供できると確信している」とコメントした。
5月7日、初号機E190-E2は、タイのクラビとハートヤイへ飛び立った。
2機目のE190-E2機も既にシンガポールに到着し、運航準備の最終段階にある。残りの7機は2025年末までに段階的に導入される予定という。