日本紙パルプ商事は2019年6月20日、シンガポールの連結子会社JPP Far East(S)Pte LtdとSpicers Paper (Singapore) Pte Ltdを合併し、商号をOVOL Singapore Pte.Ltd.にすると発表した。
また、連結子会社Spicers Paper(Malaysia)Sdn Bhd の商号をグループの一体的運営を目的にOVOL Malaysia Sdn. Bhd.に変更すると発表した。
同社は2018年12月、東南アジアにおける営業基盤強化や取扱商品拡充、顧客サービス向上を目的に、シンガポールとマレーシアにおいて紙卸売事業を展開するSpicers Paper(Singapore)社及びSpicers Paper((Malaysia)社を100%子会社化した。
今回、紙卸商JPP Far East社とSpicers Paper(Singapore)社を統合し、印刷・情報用紙を強みとするJPP Far East社とパッケージやデジタル分野を強みとするSpicers Paper(Singapore)社の融合を加速し、同社ブランドOVOLを冠した商号とすることで、シナジー効果の極大化を図る。「シンガポールでは今後も緩やかな経済成長に伴う紙・板紙需要の堅調な伸びが期待できる」としている。
合併の連結業績に与える影響は軽微。
JPP Far East社とSpicers Paper(Singapore)社の合併概要及び合併後の企業概要(予定)は下記の通り。
【合併期日】2019年7月1日(月)
【合併方式】Spicers SGを存続会社、JPP FEを消滅会社とする吸収合併
【 名称 】OVOL Singapore Pte.Ltd.
【 所在地 】2 Corporation Road, #01-10 Corporation Place, Singapore 618494
【 代表者 】取締役会長・加島 博/取締役社長・Genevieve Chua Kwee Huay
【事業内容】紙・板紙・包装資材の卸売
【 資本金 】1,479万シンガポールドル(約11億7,200万円)
【出資比率】日本紙パルプ商事100%