気候変動(低・脱炭素) 物流・ハブ

ONE社、コンテナ型風力アシスト装置2基をフィーダーコンテナ船に設置

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シンガポールに本社を置く日系コンテナ船社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE.LTD.(ONE社)は2023年11月23日、風力推進の新たな試験の開始すると発表した。

オランダのEconowind社とのパートナーシップのもと、工場でのテストが成功裏に終了したことを受け、VentoFoilとして知られる飛行機の翼を模したコンテナ型風力アシスト装置2基を釜山・横浜・ホノルル間を運航している1,036TEUのフィーダーコンテナ船“MV Kalamazoo”に設置する。

VentoFoil

各VentoFoilは、気流を最適化し推力を最大化するスマート吸引システムを装備しており、最大400kWの発電が可能で、燃料消費を5%削減できる。風速と風向に合わせて全自動で調整され、船橋から始動できる。試験は2024年1月に開始し、約6カ月間実施される予定で、ONE社は燃料消費量、排出削減量、全体的な運用効率に関するデータを収集する。

“MV Kalamazoo”は、NORSE UKが所有し、シンガポールのGoodwood Ship Management社が船舶管理を行っている。

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