シンガポールに本社を置く日系コンテナ船社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE.LTD.(ONE社)は2023年11月6日、必要な関係当局の承認をすべて取得し、TraPac LLC(TraPac)とYusen Terminals LLC(YTI)の各株式51%、およびRotterdam World Gateway(RWG)の株式20%の取得を完了したと発表した。
TraPacとYTIは、カリフォルニア州ロサンゼルスとオークランドでコンテナターミナルサービスを提供するコンテナターミナルオペレーターおよび船舶荷役業者で、合計で年間430万TEUの処理能力を持つ。
RWGは、ロッテルダム港で年間260万TEUの処理能力を持つコンテナターミナルを運営している。
ONE社は「今回の3件の買収の完了により、米国西海岸(Trapac、YTI)、北ヨーロッパ(RWG)、東南アジア(Magenta Singapore Terminal)の3つの重要な戦略的拠点で強力なプレゼンスを確立した」としている。