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国華産業・堅田社長、「船舶管理会社BSMシンガポール支店通じて状況を監視」

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国華産業(東京都千代田区)の堅田豊社長は2019年6月14日午後1時から記者会見し、運航するケミカルタンカー“KOKUKA COURAGEOUS”がサウジアラビアでメタノールを積みシンガポールに向けて航行中の13日にイラン沖・ホルムズ海峡付近で砲弾を受け火災が発生した件について、状況を説明した。

堅田社長は、「乗組員1人が軽微なケガをしたが、米軍による手当を受け現在は元気に再度乗船している。本船は安定しており沈没の可能性はない。貨物、燃料の損失もない」と語った。

“KOKUKA COURAGEOUS”は会見時点でフジャイラ港まで70マイル、イラン沖合16マイルの海上におり、米軍のエスコートを受けながら、小型のタグボートに曳かれて移動しているという。ただ、自力航行ができないため、「最も早い別のタンカーを用船し、荷を積み替えて輸送する」と今後の方針を述べた。

引き続き、「独・船舶管理会社Bernhard Schulte Shipmanagement(BSM)のシンガポール支店を通じて、オマーン湾等の状況を監視していく」と語った。

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三菱ガス化学は2019年6月14日、関連会社国華産業が運航するケミカルタンカー“KOKUKA COURAGEOUS”が6月13日にホルムズ海峡付近で被災した件について、搭載メタノールの状況等を下記の通り発表した。

【搭載貨物】メタノール約25,000トン
【 仕入地 】サウジアラビアおよびカタール
【 仕向地 】東南アジアの顧客 ※各顧客へのメタノール納入については個別に協議中
【被害状況】メタノールの流出は無く、安全に保管されている

【今後の対応】現状、本船を除く当社のメタノール供給体制、物流に特段の支障は生じていない。グローバルなメタノール供給体制を構築しており、日本向けを含め供給については特段の問題はない

【業績への影響】軽微

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石井啓一国土交通大臣は2019年6月14日午前9時過ぎからの記者会見で、ホルムズ海峡でタンカーが被弾した件の状況について説明した。

石井国交相は「日本時間13日午前11時45分頃、ホルムズ海峡航行中のパナマ籍ケミカルタンカー“KOKUKA COURAGEOUS”が、機関室外板の喫水線付近に被弾し、その後も継続的に攻撃を受けたとの報告を受けている。誰からどのような攻撃を受けたかは、まだ状況が分かっていない。当該船舶は、サウジアラビアからシンガポール・タイに向けて航行中であったが、乗員は船舶からの退避を済ませている」と述べた。

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