フィリピン貿易産業省は2019年6月11日、フィリピン投資委員会(BOI)が承認した1〜5月の総投資額が前年同期比831億ペソ(40.1%)増の2,906億ペソ(約6,053億円)に達したと発表した。外国企業の投資額が同比600億ペソ(869%)増の670億ペソ(約1,400億円)と大幅に増加したことが寄与した。
国別では、シンガポール企業が投資額354億ペソ(約737億円)で首位の座を維持している。以下、②オランダ91億ペソ ③タイ85億ペソ ④日本55億ペソ ⑤米国24億ペソ――と続いている。
産業別では、総投資額の大部分を占める電力が同比789億ペソ(74%)増の1,854億ペソ。製造業は同比252億ペソ(130.5%)増の446億ペソと「回復を続けて」(同省)いる。情報通信が同比328.6億ペソ(9,669%)増の332億ペソ(約691億5,000万円)と「指数関数的に上昇」している。観光施設は同比74億ペソ(733%)増の84億ペソと「急上昇」した。