気候変動(低・脱炭素)

シンガポールKeppel O&M、北海洋上風力向け変換ステーションで大規模契約

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シンガポールのコングロマリットKeppel Corporationは2019年5月7日、Keppel Offshore&Marine(Keppel O&M)の完全子会社Keppel FELS Ltd(Keppel FELS)とノルウェーAibel ASでつくるコンソーシアムが、オランダとドイツの送電事業者TenneT Offshore GmbHと、900MWオフショアHVDC(高電圧直流)変換ステーションとオンショア変換ステーションの設計、エンジニアリング、調達、建設、設置および試運転のための契約を締結したと発表した。契約におけるKeppel FELSの割合は約5億6,000万Sドル(454億7,600万円)。

コンソーシアムは下請け会社ABB(ASEA Brown Boveri)と共同で、ドイツ国内のオフショアおよびオンショアの変換ステーションの設置および立ち上げ作業も引き受ける。

2つの変換ステーションは2024年に完成する予定で、北海のドイツセクターの洋上風力発電所にサービスを提供するDolWinクラスターの一部になる。オフショア変換ステーションはオンショア変換ステーションから約130km離れた場所に設置され、洋上風力発電所からドイツの約100万世帯に送電するために機能する。

Keppel O&Mのクリス・オングCEOは「この契約は当社にとって、この規模の最初の主要プロジェクトであり、再生可能エネルギー産業に対する支援実績を拡大するものだ。当社はオフショアエネルギーインフラの専門知識を活用して、洋上ウィンドファームのバリューチェーン全体にわたるカスタマイズソリューションを提供できる」とコメントした。

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