東海運(東京都中央区)は2023年1月、東南アジア最大規模のフリート保有基数を誇るシンガポールの大手タンクオペレーターISO TANK MANAGEMENT PTE LTD(ITM社)との間で、日本代理店契約を締結した。2月1日、日本代理店業務を開始し、タンクコンテナを使用した国際海上輸送分野に本格的に参入した。
タンクコンテナは大容量かつ堅牢で効率的な国際規格の液体輸送用容器で、化学品全般、動植物油、酒類といったあらゆる液体貨物をドアツードアで輸送できる。
東海運は今回の代理店権獲得により、2022年1月開始したフレキシタンク輸送サービスに加え、液体輸送事業の更なるサービスの拡充を図る。
東海運の担当者はシンガポール新聞の取材に答え、「主に日系の化学品メーカー・商社に対して、日本での輸出入に係るタンクコンテナによる海上輸送サービスを提供していく」と補足説明した。