苫小牧港利用促進協議会は2021年2月26日、シンガポール向けにリーファーコンテナを活用して小口混載貨物輸送サービスを行う貨物利用運送事業者に対するコンテナ内の空きスペースに係る輸送料金支援事業の対象企業を発表した。
「苫小牧港の利用拡大及び北海道産農水産品の輸出促進につながる」として前年に引き続き苫小牧埠頭(本社・北海道苫小牧市)を支援する。今後は、荷主や商社などサービス利用者に向けた広報活動を行い、体制が整い次第、月1回以上の頻度で定期的な輸送を行う。支援期間は2022年3月31日まで。
同協議会では、同事業を2019(令和元)年から実施している。2020年度は冷凍水産品や冷凍食品等を3回輸出した。苫小牧埠頭によると「20年度は19年度利用の荷主が自社コンテナでの輸出を行ったため、サービス利用数は減少したが、シンガポールへの輸出自体は増加している」という。
苫小牧港利用促進協議会は2021年度についても事業を継続することとし、2021年1月4日から事業者を公募していた。