気候変動(低・脱炭素) 進出・出資・撤退

ENECHANGE、シンガポールTemasek等とカナダのCO2回収技術企業に出資

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ENECHANGE(東京都中央区)は、運営参画する「ジャパン・エナジー・ファンド」(通称:脱炭素テックファンド)を通じて、カナダのSvante Inc.に出資した。2022年12月19日発表した。

Svante社は2007年設立。二酸化炭素回収(カーボン・キャプチャー)技術を提供する企業で、開発したモジュール式固体吸着剤技術は産業界の排ガスからCO2を捕獲するために設計されている。今回の3億1,800万ドルのシリーズE資金調達ラウンドはChevron社がリードし、石油・ガス気候イニシアチブ(OGCI)やシンガポール政府系投資ファンドTemasekなどの既存投資家に加え、脱炭素テックファンドを含む新規投資家も参加した。

Svante社のClaude Letourneau CEOは「日本全国に広がる脱炭素テックファンドのネットワークを活用し、日本市場での提携と拡大を図るとともに、世界展開を加速させる」とコメントした。

◇脱炭素テックファンド
【 名称 】Japan Energy Capital2号ファンド(英名:Japan Energy Capital 2 L.P.)
【  組成日 】2021年9月30日
【投資方式】キャピタルコール方式
【投資対象】脱炭素分野の海外エネルギーベンチャー企業
【ファンド規模】5,000万USドル
【運用期間】2031年9月まで
【無限責任組合員】Japan Energy Capita合同会社
【有限責任組合員】ENECHANGE、BIPROGY(旧日本ユニシス)、東芝エネルギーシステムズ、三井住友信託銀行 ※2022年12月1日時点

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