DG Daiwa Ventures(東京都千代田区)は2022年8月30日、運営ファンドの投資先であるシンガポールのIntellect Company Pte.Ltd.(CEO:Theodoric Chew)がシリーズAのエクステンションラウンドでTiger Globalをリード投資家として約1,000万ドルの資金調達を実施した、と発表した。
DG Daiwa Venturesは、デジタルガレージと大和証券グループが合弁で2016年7月設立したベンチャーキャピタル(VC)で、2つのファンドで累計約200億円を運用している。
発表によると、Intellect社は、シンガポールを拠点に主に東南アジア諸国でB2C・B2B2Eのメンタルヘルスアプリを展開している。
B2C向けのアプリでは、累計ダウンロード数が数百万規模となっていて、東南アジアにおける個人向けメンタルヘルスアプリのリーダーとしての立ち位置を築いているという。
また、B2B2EのモデルはGrab社、Shopee社、Delivery Hero社(foodpanda)などシンガポールを代表するスタートアップ企業に加え、Singtel社、Philips社など大企業にも導入されているという。
Intellect社の累計調達額は、2022年1月に米国HOF Capitalをリード投資家として約1,000万ドルの資金調達を実施したシリーズAラウンドに続き、追加で約1,000万ドルの調達を実施した結果、約2,000万ドルとなった。
Tiger Globalは、DG Daiwa Venturesと友好的なベンチャーキャピタル(VC)の一つという。
DG Daiwa Venturesは、「Intellect社の日本を含むアジア諸国展開へのサポートを通じて連携を一層強化していく」としている。