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三菱重工業、廃棄物焼却発電施設建設・運営のTuasOne社を完全子会社化

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三菱重工業と三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は、シンガポールで廃棄物焼却発電施設の建設・運営事業を担うTuasOne Pte.Ltd.を完全子会社化した。2022年8月8日発表した。

シンガポールの水処理・水供給運営事業大手Hyflux Ltd.保有のTuasOne社発行株式75%相当をMHIECが取得し、25%保有する三菱重工との共同出資としてTuasOne社の事業を継続する。

TuasOne社は、三菱重工がHyflux社と共同で2015年に設立した特別目的会社で、官民パートナーシップ(Public-Private Partnership:PPP)方式により、契約廃棄物処理量3,600トン/日で発電量12万kW級の能力を持つストーカ式廃棄物焼却発電施設をシンガポール南西部Tuas地区に建設し、同廃棄物焼却発電施設の運営を25年間行う事業権契約を国家環境庁(NEA)と締結している。

三菱重工グループが焼却設備や発電機器を納入している同廃棄物焼却発電施設は4炉で構成されていて、シンガポールで1日に発生する焼却可能廃棄物の約35%を処理できるという。

同廃棄物焼却発電施設は、2019年12月に三菱重工のシンガポール法人Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd.(MHI-AP)が、当初HyfluxグループがTuasOne社から受注した建設工事をHyfluxグループから引き継ぎ、2021年12月に完工して施設運営・保守業務を実施していた。今年7月からは、MHIECがシンガポールに設立した事業会社MHIEC Eco Creation Singapore Pte.Ltd.が運営・保守を引き継いでいる。

三菱重工グループが海外の廃棄物焼却発電事業で事業出資から施設の建設・運営・保守まで一貫して遂行する初の事例で、「今回の海外PPP方式による廃棄物焼却発電事業への単独参画と安定運営を通じて、PPP方式の事業運営ノウハウと成功モデルを確立し、近年、東南アジアや中東などでの環境関連市場で主流となりつつあるPPPプロジェクトでの受注拡大に取り組んでいく」としている。

※関連記事「NEA、MHIEC ECO Creationとごみ焼却発電TuasOneの長期運転保守契約

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