日本船主責任相互保険組合(Japan P&I Club)と東京海上グループのTokio Marine Insurance Singapore Ltdは、2022年4月1日から在シンガポールの日系船社を対象に両社が共同でP&I保険の商品と関連サービスを提供することに合意した。4月1日発表した。
近年、シンガポールを拠点とする日系の海運業者が増加していることを受け、Japan P&I Clubのシンガポール支部と、シンガポールで船舶保険の専門性と引受実績をもつTokio Marine Insurance Singapore社が提携することで、日系保険者連合ならではのサービスを提供する。
具体的には、引受面ではJapan P&I Clubがシンガポールで提供するP&I保険にTokio Marine Insurance Singapore社が非幹事の共同保険者として参画し、サービス面ではクレーム対応をJapan P&I Clubが、営業・販売をTokio Marine Insurance Singapore社が担うことで、両社のノウハウを結集する。
2022年4月1日以降に竣工、買船される新規参入船を対象に順次引き受けを開始し、2023年2月期の更改より、本格的な販売を展開していく予定という。