日本ゴルフツアー機構(JGTO)は2022年1月17日、今週20日(木)~23日(日)にシンガポールのセントーサゴルフクラブで開催予定の2022年ジャパンゴルフツアー開幕戦「SMBCシンガポールオープン」について開催概要を変更すると発表した。
「SMBCシンガポールオープン」はJGTOとアジアンツアーの共同主管で行われるが、ジャパンゴルフツアーへの賞金加算はせず、ジャパンゴルフツアートーナメント規程で規定されている優勝者への残りシーズンと、その先2年間のツアートーナメント出場資格も付与しないことにした。
これは、先週13日~16日開かれたアジアンツアー「ザ・シンガポールインターナショナル」で、シンガポールに特別ビザで入国した選手が、シンガポール政府が定める隔離措置や行動規範に違反した事例があり、重くみたシンガポール政府が「SMBCシンガポールオープン」のプロモーターとアジアンツアーに対し「国外から入国する際の特別ビザの発給を今後停止する」と通告、JGTOツアーメンバーで特別ビザを申請中だった18人がシンガポールに入国できない事態となったことから、JGTOは全ツアーメンバーの不利益、不平等を最小限に抑えることを目的に賞金加算をせず、優勝者へのツアートーナメント出場資格の付与もしないことを決めた。
アジアンツアーの賞金加算および優勝者への資格付与、上位4人への2022年全英オープン出場権の付与は継続され、また、世界ランキングにもポイント加算されるという。