三菱地所は、中国・蘇州市の国家高新技術産業開発区エリアで、シンガポールの大手デベロッパーCapitaLand社と共同で大規模オフィス開発事業「蘇州(高新区)ビジネスパーク」を推進する。2021年12月に蘇州市が実施した土地入札に共同で応札し、土地を落札した。総事業費は約250億円。事業シェアは50%ずつの共同開発で、2022年6月着工、2024年半ば竣工を予定する。2022年1月12日発表した。
発表によると、同エリアは医療機器・バイオメディカル・次世代通信技術等のハイテク産業が集積、2021年7月時点で600社超の日系企業が進出している。
「蘇州(高新区)ビジネスパーク」は、11棟(高層棟4棟、低層棟7棟)・総延床面積22万m2超の大規模オフィス開発事業で、研究開発(R&D)活動のための設備や多様なライフスタイルをサポートする機能を備え、イノベーションを重視するハイテク産業の需要に対応する。東西を貫く緑あふれる約8,000m2の中央広場も整備する。
三菱地所設計がマスタープランおよび基本設計を担い、三菱地所プロパティマネジメントが運営管理コンサル業務を実施する。
三菱地所とCapitaLand社が中国国内で共同で取り組むオフィス案件は、2021年9月竣工した中国・杭州の大規模オフィス開発事業「ALPHA PARK」に続く第2号案件となる。