日本通運は2021年12月9日、シンガポール現地法人で運用するサーバーとパソコンの一部に対して11月14日に外部から不正アクセスがあったことを確認し、その後、一部の情報が外部に流出した可能性があることを確認したと発表した。
速やかに関係機関への報告を行うとともに、12月9日時点で、不正アクセスを受けた機器のネットワークからの遮断のほか、被害の拡大を防止する初動措置を終え、障害の復旧および影響を受けた可能性のある情報の特定を進めている。
同日時点で、情報が流出したという事実は確認されていない。
詳細に関しては、外部の専門機関も起用し、顧客や従業員の個人情報や機微な情報について、外部への流出の有無などを確認中で、日本を含む他の国・地域のシステムへの影響は確認されていないという。
日本通運は「これまでも情報セキュリティ対策および個人情報を含むデータの適正な管理に努めてきたが、今回の事態が発生したことを真摯に受け止め、再発防止に万全を期す」とコメントした。