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STエンジニアリング、日本航空B787型機に統合コンポーネント・サポート提供

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シンガポールのSTエンジニアリングは2021年10月28日、商用航空宇宙事業部門が日本航空から5年間のボーイング787型機統合コンポーネント(装備品)・サポート提供契約を獲得したと発表した。

日本航空と、完全子会社で国際線専門の格安航空会社ZIPAIR Tokyoが保有するボーイング787型機が対象で、STエンジニアリングは2021年9月にサポートを開始した。

STエンジニアリングの管理プログラム(MBH™プログラム)では、翼上コンポーネントの健全性と信頼性を自社開発のソフトウェアを使用して、異常を検出し、部品の残りの耐用年数を予測することにより、診断と処方箋を提供する。

STエンジニアリンググループは日本航空とボーイング737-800コンポーネント・サポート提供契約を締結していて、対象が拡大した。

STエンジニアリングの商用航空宇宙事業部門PresidentのJeffrey Lam氏は、「日本航空が、当社のトレードマークであるMBH™プログラムを信頼していることに感謝する。今回のパートナーシップにより、日本航空へのサービス範囲を拡大するだけでなく、予知保全機能を採用することにより、より適切なメンテナンス・スケジューリングと航空機のダウンタイム削減が可能になる。日本航空がその資産から最適な価値を引き出せるよう、サービスレベルをさらに深めていく」とコメントした。

日本航空の中川由起夫・執行役員調達本部長は「両社は、予知保全に関する協力を含む今回の合意により、パートナーシップを強化できると信じている」とコメントした。

STエンジニアリングは25,000以上の航空機部品に対して統合的なコンポーネント保守・修理・運用(MRO)ソリューションを提供、20以上の主要OEM認定サービスセンターとなっている。商用航空宇宙事業では、シンガポール、ハノイ、ホーチミン、ストックホルムにある6カ所のコンポーネントMRO施設で、24時間体制のサポートを提供し、年間10万点以上のコンポーネントを納入している。

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