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シンガポールの農業・食品総合商社オラム、19年第1四半期純利益約135億円

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シンガポールの農業・食品総合商社Olam International Ltd(オラム)は2019年5月14日、2019年第1四半期(1~3月)決算を発表した。営業収入は前年同期比10億5,250万Sドル(16.7%)増の73億4,790万Sドル、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は同比5,220万Sドル(14.2%)増の4億2,030万Sドルで、PATMI(純利益)が同比1,090万Sドル(6.9%)増の1億6,880万Sドル(約135億200万円)だった。食用ナッツとココアの好調な業績を背景に、減価償却費および財務費用は増加したものの、増収増益決算となった。

Sunny Verghese共同創設者兼グループCEOは、「私たちは、2019年から2024年までの戦略計画の4つの主要な道筋を順調に実行し始めた。これは、成長著しい事業の強化と消費者の嗜好の変化への対応に焦点を当てている。インドネシアでBT Cocoaを買収し、ナイジェリアのDangote Flour Millsに買収提案したのが例である。一方、第1四半期には、砂糖トレーディング事業、ファンダメンタル・ファンド事業、ラテンアメリカの木製品事業、アルゼンチンのピーナッツ畑と加工事業から計画通りに撤退した」とコメントした。

A.Shekharエグゼクティブダイレクター兼グループCOOは「成長への投資を続けながらも、バランスシートを管理するため規律あるアプローチを維持し、ギアリング比率1.35倍を実現しながら、フリーキャッシュフロー3億3,100万Sドルを達成した」とコメントした。

オラムには、三菱商事が17.4%を出資している。

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