三菱地所は、中国・杭州市下沙エリアでシンガポールの大手デベロッパーCapitaLand社と2019年より共同で進めてきた大規模オフィス開発事業「Singapore-Hangzhou Science & Technology Park3期」について、同プロジェクトによる街区名称を「ALPHA PARK」に決定し、2021年9月30日竣工・稼働を開始した。2021年10月14日発表した。
「ALPHA PARK」は4棟の地上23階地下1階建て高層オフィス及び同建物を繋ぐコリドー、1万㎡を超える中央広場からなる。総延床面積は23万㎡超。約1.7万人の就業者を見込む。総事業費は約230億円超で、事業シェアはCapitaLand社が70%、三菱地所が100%株式を保有する中国における投資用SPCのMEC SHANGHAI SHANGYE INVESTMENT LIMITEDが30%。
Singapore-Hangzhou Science & Technology Park(SHSTP)計画は、CapitaLand社が2007年より開発を行っている総敷地面積約43万㎡における複数の大規模オフィス開発計画で、既に第1期・第2期は稼働している。
浙江省の省都・杭州市の下沙エリアは、杭州市経済技術開発区(Hangzhou Economic&Technological Development Area)に指定され、バイオメディカル、Eコマース、AI産業などの企業の集積が進み、100社以上の日系企業が進出しているという。