JSR(東京都港区)は2021年9月22日、シンガポールを中心とする東南アジアでの半導体材料事業の営業・マーケティング活動強化のため、シンガポールに現地法人JSR Electronic Materials Singapore Pte.Ltd.を設立すると発表した。12月頃の稼働開始を予定する。
シンガポールには欧米や台湾の主要半導体メーカー、ファウンドリー、OSAT(Out-sourced Semiconductor Assembly and Test:後工程の請負製造サービス)が大規模な生産工場を置いていることから、既存ビジネスだけでなく、新規メモリやパワー半導体向けなどで新たな事業機会獲得が期待できると判断した。
JSRはこれまで、欧州・ベルギーのグループ企業JSR Micro N.V.のシンガポール支店を通して、シンガポールでのビジネスに注力してきた。「今回の現地法人設立により、グローバルでの半導体材料事業の連携を強化し、東南アジア地域における一層のマーケティングと顧客対応力強化を図り、顧客と製品のポートフォリオ拡大に繋げる」とした。
◇JSR Electronic Materials Singapore Pte.Ltd.
【 代表者 】野口裕美
【事業内容】半導体材料の販売代理
【設立年月日】2021年10月1日(予定)