サッカー・シンガポール代表チーム(Lions)の吉田達磨監督は、FIFAインターナショナルウィンドウ期間中の2021年8月31日から9月3日に実施した一連のトレーニングセッションを振り返った。シンガポール協会(FAS)が9月7日発表した。
吉田監督は、シンガポール・プレミアリーグ(SPL)に所属する23人の選手を招集した。COVID-19パンデミックによる渡航制限により、海外に拠点を置く選手の招集や、国際親善試合の開催は叶わなかったが、吉田監督は「セッションはかなりハードだったが、選手たちは常にベストを尽くした」と振り返り、選手の招集に協力的だったSPLのクラブに感謝を述べた。
また、「いかに選手たちのモチベーションを高めるかを毎日、毎晩、考えてきた。コンセプトを重視しすぎると、選手たちは退屈してしまうかもしれない。(トレーニングに)楽しい要素を取り入れたが、それでも選手たちに激しいプレーをさせなければならない。私たちの哲学は激しさと戦術を結びつけることだ。選手たちのモチベーションを維持することは非常に難しいが、選手にとっても私にとっても良い経験になるだろう」とコメントした。
キャプテンのハリス・ハルン選手は「吉田監督のトレーニングの感触を再び得ることができた。彼がチームに何を期待しているのか、選手たちに何を期待しているのかを確認できた。良い状態を維持して、来るべき試合に備えたい」とコメントした。
Lionsは12月開催予定のASEANサッカー連盟(AFF)スズキカップに出場する。