武田良太総務相は2021年7月2日、閣議後の記者会見でシンガポール情報通信省との協力覚書署名について言及し、「シンガポールは地域のハブであるとともに、基本的な価値観を共有する重要なパートナーであり、ICT(情報通信技術)分野においても長年にわたって政策対話を通じた相互理解の促進や海底ケーブル事業における協力を進めてきた。コロナ禍においてICTの重要性は世界中で飛躍的に高まっており、今回の覚書署名を契機として、ポストコロナを見据えた我が国のICT技術を活用した医療の質の向上や、AIに関するワークショップを通じた両国間の国際場裡における連携強化をはじめ、デジタル経済、サイバーセキュリティなどの協力を更に深化をさせたいと考えている」と述べた。
また、質問に答え、「シンガポール・インド間の光海底ケーブル事業への参画など、シンガポールのデジタル経済に積極的に貢献するとともに、我が国ICT産業の国際競争力強化にもつなげていきたい」と補足した。